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拉致問題は前進するか 蓮池透× 石丸次郎 対談④

石丸:昨年12月に、米国のワシントン・タイムズが北朝鮮の極秘文書を入手したとして、「外国人拉致は金正日氏の直々の指示によって行われた」と報じました※。この記事はどうご覧になりましたか?
蓮池:記事が出た時最初はスルーしたんです。でも弟(蓮池薫さん)は反応示しましたね。記事を読むと、内容は、(金正日氏が)いつ指示を出したのかとか、誰を狙うとか、20代をターゲットにして5人~7人を母国に送り出すと書いてありました。例えば、日本から拉致したら(工作員として)日本に送り込むと。弟は日本に帰国してから、よく研究しているようです。

2014年正月、弟と実家にて。

2014年正月、弟と実家にて。

石丸:突然拉致されて、自分の人生がめちゃくちゃになったわけですから、日本人拉致は何が発端だったのか、どのような仕組みだったのか、関心がないはずありませんね。金賢姫(キム・ヒョンヒ)※は、金正日の直筆の指令書もらって大韓航空機爆破をやったと証言していました。外国人拉致という、失敗すると外交問題に発展しかねないような案件は、金正日氏が承認しないと絶対にできなかったはずです。具体的にどこの国の人間を何人ターゲットにして、いつ連れて来るのかという計画一件一件まで、金正日氏が細かく策定したとは思いませんが、下部で可能な限りのリストを作って金正日氏に上げて、了承のサインもらってGOという仕組みだったのではないかと思います。
蓮池:弟は北朝鮮では幽閉、軟禁されていたわけですが、日本に戻ってから、人に聞いて情報を集めてよく知っていました。北朝鮮側の調査委員会の徐大河(ソ・デハ)委員長(国家安全保衛部副部長)というのは何者だと聞いたら、治安担当だと言ってましたね。拉致を実行したのは、現在の偵察総局※です。保衛部はそこより格段に低いから、偵察総局をソ・デハが調査できるかというと、それは難しいだろうと言っていました。

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